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脳血管障害について?【種類・予防】

こんにちは!
訪問マッサージなごみやの岡嶋です(^-^)

今日は前回書ききれなかった「脳血管障害」についての続編です!
調べれば調べるほど小難しく、長くなるのでザックリですが(笑)

今回は予防対策についても書きますので、これを機に検査など、健康について再確認して頂けたらと思います。


●脳血管障害の種類

1)脳内出血

高血圧などの影響で脳内の細い動脈がもろくなって、脳の中に出血するものです。
頭痛を伴うこともありますが、多くの場合は左右どちらかの半身にまひや感覚の異常が起こります。

2)くも膜下出血

中大脳動脈のような脳の表面を走る動脈に出来たコブ(動脈瘤)が破れて、脳と脳を包んでいるくも膜とのすき間に出血するものです。
激しい突然の頭痛で発症し、意識も混濁します。脳の外に起こる出血なので、通常、手足のまひなどは生じません。

3)ラクナ梗塞

穿痛動脈が破れずに詰まると小さな脳梗塞を起こします。これがラクナ梗塞です。
サイズが小さいので、症状も比較的軽いことが多いのです。
ただし、発作を繰り返すと痴呆やパーキンソン症候群の原因になります。
日本人に多いタイプです。

4)アテローム血栓性梗塞

首のところや脳の表面を走る大きな脳動脈の動脈硬化(アテローム硬化と呼ばれます)が原因となるもので、ラクナ梗塞より重症です。

5)心原性脳塞栓症

心房細動(不整脈の一種)などによってできた心臓内の血栓(血のかたまり)が脳動脈に流れ込んで、
これを閉塞してしまうものです。心原性とは、心臓の中でできた血のかたまりが原因となるという意味です。
ほかのタイプの脳梗塞に比べて起こり方が突然で、重症例が多いのが特徴です。


●あなたも脳卒中予備軍?

これまでの説明から想像できると思いますが、脳卒中には予備軍ともいえる人たちがたくさんいます。
この予備軍の中から、本物の脳卒中が発生してくるのです。
次に挙げるものは、すべて脳卒中を引き起こしうる生活習慣や病気(生活習慣病)で、「危険(リスク)因子」と呼ばれています。


1)高血圧

脳卒中の最大の危険因子です。血圧値と脳梗塞の発症率との関係をみたもので、
男女とも血圧値が高くなるほど、発症率が急激に高くなっています。
血圧値と脳出血発症率との関係はさらに極端です。


2)糖尿病

糖尿病の人は健康な人よりも脳梗塞の発症率が高いこともわかっています。
糖尿病は動脈硬化の原因の一つであり、また血液がドロッとして流れにくくなるからです。


3)高脂血症

コレステロール、特に悪玉といわれるLDLコレステロールの高い人、
善玉といわれるHDLコレステロールの低い人は、全身の動脈硬化を起こしやすく、
脳梗塞(特にアテローム血栓性梗塞)のリスクにもなります。


4)心疾患(不整脈など)

心疾患、特に不整脈の一種である心房細動を持っている人は、心臓内で血が固まりやすく、
これが心原性脳塞栓症の原因となります。65歳以上の高齢者の5~10%が心房細動を持っています。
心房細動は、たいした自覚症状がないので、放置されていることも少なくありません。


5)生活習慣、その他

病気ではありませんが、肥満、運動不足、喫煙、多量飲酒(1日1合以上)、
過労・ストレスの蓄積といった生活習慣の問題は、高血圧、糖尿病、高コレステロール血症などを引き起こし、また脱水や不整脈なども誘発します。

このほか、遺伝的な体質、加齢なども脳卒中のリスクとされています。
ただし、これらは、現時点では対応のしようがないリスクなので、ここでは触れるだけにとどめます。




●特に食生活について気を付ける事

食塩の過剰摂取は血圧上昇の要因になります。
理想的な塩分摂取量は1日5~7gとされていますが、それより多くても1日10gを超えないようにしたいものです。

肥満はカロリー取り過ぎの目安です。
過剰な糖質(炭水化物)は中性脂肪となって体内に貯えられ、肥満の原因となります。

高血圧、糖尿病、高脂血症の治療のためにも、肥満解消は必要です。

目指すべき理想体重(kg)は、身長(m)×身長(m)×22(70歳以上は21)とされています(例えば、身長1m70cmの人なら、1.7×1.7×22=63.6kg)。

コレステロールに気をつける食事も大切です。脂肪量全体の取り過ぎに注意が必要で、特に肉やバターなどの動物性脂肪の摂取を減らしましょう。

代わりに、魚類(イワシ、サンマなど、動脈硬化抑制効果があるといわれるエイコサペンタイン酸を多く含む)、植物性のサラダ油、種子類(ゴマなど)がお勧めです。

葉野菜、きのこ類、海草類、豆類、いも類などに多く含まれる食物繊維は、悪玉のLDLコレステロールを減らし、善玉のHDLコレステロールを増加させます。
野菜・いも類は、降圧作用、脂質代謝改善作用のあるカリウムを多く含みます。

減塩を心掛け、多くの食品をバランスよく摂取する(偏食を避ける)ことが、脳卒中はもちろん、他の循環器疾患、がんなどの予防にもつながります。



いつ何が起こるか分からない病。
軽い風邪や怪我とは違い、今後の人生に影響するものも少なくはありません。

心配ばかりで、何も楽しめないというのは逆に心身共に不健康になってしまいそうですが(^^;

心身ともに「健康寿命」を延ばしていきたいですね!



寒い日でも元気いっぱい!健康寿命のお手伝いはこちら!!

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